眠る時の正しい姿勢は「正しく立った時の姿勢（正常立位姿勢）」を、そのまま寝かせた状態です。この姿勢が、もっとも身体に負担を与えないバランスのよい姿勢です。この理想的な寝姿勢を睡眠中にキープするためには、頭を適切な角度で支える「枕の高さ」が重要となってきます。高さの合っていない枕を使い続けると「肩こり」「首こり」「いびき」「寝つきの悪さ」「目覚めの悪さ」などの悩みにつながっていきます。

私たちは一人ひとり体型や身体のラインが異なります。そのためそれぞれの体に合った適切な枕の高さも千差万別。きちんと測定して、それぞれの体型や身体のラインに合った枕を選ぶことが重要です。フジシンでは、実際に試し寝をしていただきながら、身体にあった枕の高さを「ピローアドバイザー」がチェックいたします。

枕の高さがきちんと合っていれば、枕の硬さは好みで選んでいただいてOKです。特に最近は様々な種類の素材が登場しており、丸洗いできるものや天然素材を使ったもの、ウレタンやパイプなど様々です。それぞれの素材のメリット、デメリットについては「ピローアドバイザー」が、詳しくお伝えします。

人の頭の重さは全体重の約8%。「ボーリング玉」とほぼ同じ重さ（約5～6kg）です。その重い頭を毎日支えている枕は、必ずへたってしまったり、枕の中材が偏ってしまいます。「使い始めた頃ははピッタリ合っていたはずなのに、だんだん合わなくなってきたな…」と感じることがあるのは当然のことです。また、自身の体型の変化によってこれまでの枕が合わなくなることもよくあります。そのためにしっかりと定期的にメンテナンスを行うことが大切です。