ムートンは、羊の毛皮をそのままナメシ、毛を伸ばし、染色を施したものです。肌ざわりがとても軟らかく、寝具に適した天然素材として古くから愛用されてきました。
天然ムートンには1平方cmに3000〜3300本もの毛が密生し、その1本1本が柔らかい弾力を生み出すことで、得も言えぬ心地よい肌触りとなります。使うほどに毛が肌になじみ、ムートン本来の柔らかい感触が増してきます。
また、羊毛についている脂肪分は、ウールオイル(グリース)と呼ばれ、それを精製したものが、化粧品や軟膏の原料となるラノリンです。ですから、肌に馴染みやすく、肌の弱い方も安心して使うことができます。
そしてムートンは、毛の間に厚い空気層をつくるため保温性に優れ、冬の寒い日にはポカポカと暖かさを保ってくれます。
さらに温度や湿度の変化にも適応する優れた特質があり、暑くて汗をかいたときにはその水分を素早く吸湿し、外に逃がす働きをします。そのため、ムートンの表面は常にサラッとしており、夏でも快適に過ごせます。
つまりムートンは、寝具素材として
理想の寝床内気象に近づけてくれるパーフェクトな天然素材
なのです。
そしてフジシンがおすすめするのは、
ムートンの中でもトップクラスと言われる「マフロン エデンホープ」です。
オーストラリア・メルボルンから西へ400Km、ウォレス湖の岸に広がる大自然に囲まれた町エデンホープは、羊の飼育に最適な場所として知られています。この地で育つ羊たちは健康で身体が大きく、高品質のムートンに最適な羊毛皮で覆われています。
毛質の良さ、太さ、密度の濃さ、すべてが一級品。その原皮を日本の職人が50以上もの工程をほとんどを手作業でおこない、一枚一枚丁寧に作り上げるのが「マフロン エデンホープ」です。
羊は毛・皮とも熱伝導率が低く、毛と毛の間や皮繊維の間にも空気の層を作るため、体温で温まった空気を逃がすことなく、朝まで心地よい暖かさが持続します。
羊の毛の表皮部は規則正しい「うろこ」状に重なっています。これが外気の湿度に応じて開閉し、湿気を吸ったり吐いたりすることで、快適な環境に保ちます。
ウールはゆっくり引き伸ばすと約30%も伸びます。また、ウールは伸ばした力をゆるめると元通りになろうとし、しばらくすると、もとの長さに戻ります。この弾力が体圧を分散しながら身体を支える役目をしています。
エデンホープの毛の太さは一般的なムートンに比べると1割ほど太く、毛の密度は1㎠あたり、一般的なものが約3,000本であるところ、エデンホープは約4,500本以上あります。その毛の太さと密度の最高のバランスが抜群の耐久性と体圧分散性を発揮します。
エデンホープと一般原皮の比較 |
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水をこぼしてもしみこみません。 とても汚れにくいのが特長です。 |
申し分のない最高の肌触り |
毛の一本一本にクリンプと呼ばれる縮れがあるため、それがバネのような働きをして、身体をしっかりと支えてくれます。そのため、寝返りも打ちやすく、腰や背中にも負担がかかりません。 |
マフロン エデンホープは、ムートンをダイヤカットした後に縫製します。 長期使用により、弾力性が弱くなった箇所があれば、ムートンをローテーションすることができます。 このことで、より長く快適に使っていただけます。 |
カーペットもエデンホープならではの極上の肌ざわり。 |
ムートンは非常に優れた天然素材です。中でも毛足35mmという長さは上質な原皮だからこそ実現できるものです。マフロン・エデンホープの最上級の寝心地をぜひどうぞ。
フジシンでは、
マフロン・エデンホープの寝心地を
実際にお試しいただけます。
是非、ご体感ください。