眠るとなぜ、気持ちいいのでしょう
人間はどうして「眠る」のでしょう?
人は1日の3分の1、8時間を眠っています。すなわち、人生80年なら約27年間が眠りと言われています。人は眠りがないと生きていけません。
断食の世界記録はおよそ18日間。断眠の世界記録はというとおよそ11日間という記録があるそうです。ただし、精神に異常が起きたとかで、その後記録に挑戦する人は出てないようです。食べるのはガマン出来ても眠りはガマン出来ないようですね。
眠るとなぜ気持ちがいいのでしょう。
太古の時代、眠りほど無防備で危険な状態はありませんでした。眠っている間、意識が働かないのでいつ外敵に襲われるか分かりませんでした。だけど、大脳も休息したい。
そこで眠りを確保するために生まれたシステムが「眠り」という危険を冒す代わりに「気持ちいい」というごほうびを受け取ること。つまり「眠りの確保」という行動に対する報酬が、「気持ちよさ」「快感」を得られることなのです。
現代では狼におびえて眠れないことはありませんが、様々な生活環境の変化によって気持ち良い「眠り」を獲得していない人がたくさんいます。とても残念なことです。
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